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どこかで………
第2章 記憶
「な、い………」

うだるような暑さのなか、繁華街を少し離れた公園の先まで歩くと、そこには真新しいカフェが建ち、平日にもかかわらず繁盛していた。
男は、仕事の打ち合わせで、近くまで来たおりに、懐かしさも手伝い、立ち寄ってみたのだが………定食屋がない、というのには、考えがいたらなかった。
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