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どこかで………
第5章 疑惑
ナオトはユキミの鼻唄など、聞いたことがなかった。最近は会話もなく、最後にセックスしたのかも思い出せなかったが、自分の妻が誰かに抱かれる様が容易に想像でき、嫉妬している自分に気がついた。
おもむろにユキミの部屋のドアノブに手をかけると、勢いよく開け放った。

「楽しそうだね………」
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