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恋のばんそうこう
第3章 の
2人が出て行った背中を見送ると
「まだ持ってたんだな~」
と白木が再び笑いだした。

「フェロモンの事?」
「そ。去年の夏の終わりに残ったかき氷のシロップなんだけどさ」
「うん」
「フェロモンの液って言ったら桃花ちゃん信じちゃって」

ココでまた笑いだした。

「なんで、あの子ダイブツちゃんなの?」
今更ながらの質問をしてみる。
「あぁ。桃花ちゃんの名字が『大仏』って書いてオサラギって読むんだよ」
「へぇ~」

「だからサークル内ではダイブツちゃんなんだけどな」
「白木、からかってるんだ?」

「面白いだろ?あの子」
「まぁ、可愛いね。斉藤にピッタリ。」

「だよな」
「でも・・・斉藤もそのフェロモンの話に乗ってるんだね」

喧嘩をするたびにって、斉藤もそれで桃花ちゃんを許しちゃうんだろうな。

「あいつはなんだかんだ言って桃ちゃんに惚れてるからな」

そう、ね。
初めて2人がいるときに直接話したけど、斉藤の気持ちは伝わってきた。

「で?」
「なに?」

気が付くと、意地悪そうに笑った白木が私を見つめていて

「綾香はいつ、彼氏の俺に惚れるの?」
「はぁ?」

「お前の態度、ラブラブに見えないんじゃない?」
「・・・」

見せるつもりないしね・・・

「協力し合わないと」

はぁ?
十分協力してますけどね!

「さて、出かけようか」
「どこに?」
「お互いを知るデートに」

そう言って白木は立ちあがった。
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