この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
恋のばんそうこう
第4章 か
その時、各方面から
「成田先輩!」
と黄色い声が飛び交った。
「あ~・・・」
小さく舌打ちした白木は
今までほっておいた、ループにかかっていた私の指を外して
私の腕ごと自分の腰に巻きつける。
「ココに置いとけ」
そう言って軽く引っ張られた私の身体は
黙々と焼き係をしている白木の身体にピッタリとくっついて
はたから見れば熱くてウザいラブラブカップルだ。
「差し入れ」
成田先輩と里香さんが焼き係の白木にお肉の包みを差し出した。
「ありがとうございます」
にこりともしない白木は憮然と包みを受け取って
軽く頭を下げた。
「何?機嫌悪いじゃん」
「いえ」
「白木の彼女?」
優しく私に笑いかけた成田先輩にドギマギして
「はい」
としか答えられない。
「白木、彼女と2人で遊んで来いよ。代わってやるよ」
「大丈夫です」
「いいって。トング貸せよ。代わってやる」
そう言って手を出した成田先輩に白木は反応せずに
「大丈夫です。向こうでみんなに会ってやってください」
と、促した。
なんだか察しの良い里香さんが笑いながら
「蒼くん、みんなと話しに行こう」
と、成田先輩を誘い出してくれた。
「成田先輩!」
と黄色い声が飛び交った。
「あ~・・・」
小さく舌打ちした白木は
今までほっておいた、ループにかかっていた私の指を外して
私の腕ごと自分の腰に巻きつける。
「ココに置いとけ」
そう言って軽く引っ張られた私の身体は
黙々と焼き係をしている白木の身体にピッタリとくっついて
はたから見れば熱くてウザいラブラブカップルだ。
「差し入れ」
成田先輩と里香さんが焼き係の白木にお肉の包みを差し出した。
「ありがとうございます」
にこりともしない白木は憮然と包みを受け取って
軽く頭を下げた。
「何?機嫌悪いじゃん」
「いえ」
「白木の彼女?」
優しく私に笑いかけた成田先輩にドギマギして
「はい」
としか答えられない。
「白木、彼女と2人で遊んで来いよ。代わってやるよ」
「大丈夫です」
「いいって。トング貸せよ。代わってやる」
そう言って手を出した成田先輩に白木は反応せずに
「大丈夫です。向こうでみんなに会ってやってください」
と、促した。
なんだか察しの良い里香さんが笑いながら
「蒼くん、みんなと話しに行こう」
と、成田先輩を誘い出してくれた。