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私の欠けているところ
第2章 『はじまり』に変わったのは

そう
思ってたんだけどな…

あれからもう
音沙汰なしのまま
2週間が経っていた


「はぁ…」

「どうした、元気ねぇな」

「そうなんですよ…」

会社近くの蕎麦屋
俺は矢部さんとランチ中

あれから全く
深海さんから連絡がないことに
俺はつい溜息をついていた

「なんだ?女か?」

「なんで分かるんですか…」

「男なんて所詮そんなもんだからな(笑)」

「まぁ、そうですよね」

矢部さんは深海さんのこと
めっちゃ詳しいから
色々聞きたいんだけど
聞き辛いんだよな…

結局
『けど…』の意味も
分かんないままだし

「相談のるぜ?」

いやいやいや
深海さんのこと好きだなんて
言えないし。

あ、いっそ
友達が狙ったことにするか?

いやいやいや
そんな偶然おかしいよな


「あー…
連絡先教えたんですけど
全然連絡来なくて」


「ぬぁんだよそれ。
お前から連絡すればいいじゃないか」


「引かれるかなーと」


「かなー?だろ?」


「かなー…です」


「相手もそう思って
待ってるパターンかもだぞ?
嫌われたくない場合あるあるだ」


「え?
じゃあ連絡ない方が
脈ありってことですか?」


「そーゆー場合もあるってことだよ。
気があるか拒否されてるか
どっちかだろうな(笑)」


「究極の選択じゃないですかー」


「あはは(笑)
若くていいなぁお前は。
さ、行くぞ」


「あ、はい」
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