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私の欠けているところ
第5章 その『嘘』に俺は追い詰められ
なんだか落ち着かない様子の深海さんは
急に手で髪を整えたり
洋服を気にしたり…
俺から視線を外して
少し顔を隠すような仕草をした
「時ちゃん?大丈夫?」
「あ、うん、大丈夫。
わざわざ来てくれてありがとう。
じゃ、私…」
「あ、せっかくだから送るよ。
もう遅いし」
「ううん、平気、ほんとに」
そう言って
帰ろうとする深海さんは
明らかに様子がおかしい
気になって俺が
深海さんの顔をのぞき込むと
深海さんは
俺に目を合わせることもなく
「おやすみなさい…」
そう言って歩き出してしまった
もしかして深海さんは
住んでるところを知られたくないのかもしれない
駅まで来るなんて
やりすぎたかな…
そう思ったんだけど
歩き出した深海さんを見て
俺はすぐに
深海さんを追いかけ
俺の着ていたジャケットを
深海さんの肩にかけたんだ
「梶谷くん…」
「時ちゃん大丈夫?
何かあった?
ケガ、してない?」
「ケガなんてなにも
ほんと、大丈夫」
「ストッキング少し破けてる」
「えっ…」
それだけじゃなかった
深海さんの
柔らかそうなブラウスは
後ろからみると
少し乱れていて
だらしなくスカートから
はみ出していた
それに
ストッキングの事を伝えて
驚いた時の深海さんは
口紅が落ちてしまったのか
少し顔色が悪く見える
その時俺は
最悪なことを考えていたんだ
もしかして
誰かに襲われでもしたんじゃないかって
急に手で髪を整えたり
洋服を気にしたり…
俺から視線を外して
少し顔を隠すような仕草をした
「時ちゃん?大丈夫?」
「あ、うん、大丈夫。
わざわざ来てくれてありがとう。
じゃ、私…」
「あ、せっかくだから送るよ。
もう遅いし」
「ううん、平気、ほんとに」
そう言って
帰ろうとする深海さんは
明らかに様子がおかしい
気になって俺が
深海さんの顔をのぞき込むと
深海さんは
俺に目を合わせることもなく
「おやすみなさい…」
そう言って歩き出してしまった
もしかして深海さんは
住んでるところを知られたくないのかもしれない
駅まで来るなんて
やりすぎたかな…
そう思ったんだけど
歩き出した深海さんを見て
俺はすぐに
深海さんを追いかけ
俺の着ていたジャケットを
深海さんの肩にかけたんだ
「梶谷くん…」
「時ちゃん大丈夫?
何かあった?
ケガ、してない?」
「ケガなんてなにも
ほんと、大丈夫」
「ストッキング少し破けてる」
「えっ…」
それだけじゃなかった
深海さんの
柔らかそうなブラウスは
後ろからみると
少し乱れていて
だらしなくスカートから
はみ出していた
それに
ストッキングの事を伝えて
驚いた時の深海さんは
口紅が落ちてしまったのか
少し顔色が悪く見える
その時俺は
最悪なことを考えていたんだ
もしかして
誰かに襲われでもしたんじゃないかって