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第3章 はみ出した口紅
母は理由を何一つ聞かず、転校しましょうと言った。その時は何とかなると思っていたけれど、朝が来るたびに具合が悪くなり、制服を着ると酷く嘔吐した。

「無理せずに学校は休めば良いわ」

母は少し困った様子だったけれど、それでも無理に学校へ行くことは勧めなかった。

「でも…ママ」

「心配しないで。ママ分かってるから。好が話せるようになったら話して頂戴ね」

それを聞いた私は、母から突き放された気分になった。

…何も知らないくせに。

母に苛立ちを感じた。

「ママは、あなたの気持ちを尊重するわ。学校へ行かなくても勉強は出来るんだし…塾はどうする?学校の子に会うから、違うところに変える?色々噂されるのも嫌でしょ?」

…何でも先回り。要らぬおせっかい。

そして私はその苛立ちさえ吐き出すことが出来ずにいた。学校へ来ない私の為に最初のうちはプリントや宿題を届けてくれていた友人も1カ月もすると来なくなった。


そんな時、ふと思い出した黒服の男性から貰った名刺。暇だしちょっと面白そうだと思ってた。

私は年齢を誤魔化して、面接を受けに行くことにした。






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