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金曜日
第3章 きっかけ 2
だから、電車で私を囲っているこのイケメン大城さんがこの後言った言葉に頭の中が???でいっぱいになった。
『あいつ、彼女いるよ?』
あいつって誰?
『お前が思ってても望みは叶わない。』
望みって?
『このまま帰る?』
えっ、帰りますけど。
『飯行く?』
はっ?ご飯?
私は何から理解していいのかわからないくらいの???
『返事は?』
えっ、帰りたいけどー(笑)
だって、マンガ買ってゆっくり過ごす週末が私の楽しみだから。
『何?用事あるの?』
いえいえ、用事ってほどの事ではないですが。
やっと、私が???からポカーンとしてるのに気づいて
顔を覗きこんでくる。
いやいや、近いから!
ちょっと引き気味に返事しようと上を向くと
『チュッ!』
えっ!
えっーーーー!
何っ?
なにーーーーっ?
何がおきたのーーーーっ!