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金曜日
第5章 気になるよね? 1
「で、上野先輩、彼氏は?」
話を元に戻しておしゃべりの続き
「うーん、なんとなくだけど、なんとなくなんだよね。」
「えっ、彼氏出来たの?おめでとうございます。」
「だから、なんとなく付き合ってるのか違うのかー。」
チラチラ大城さんを見る上野先輩が可愛い。
「えっー!上野先輩をもてあそんでるヤツがいるってこと?許せーん!」
「違うの、私は好きなんだけどね、彼はどう思ってるのかがわかんないの。」
「えーっ、上野先輩に好きって言われたら、みんな堕ちますって!」
「佐藤ちゃん、買いかぶりすぎよー(笑)」
「なんなのその男!男じゃないって!」
「私なら上野先輩、即OKです!」
「佐藤ちゃん、そっちの趣味はないからー(笑)」
「マジで、OKですってば!」
「佐藤ちゃん、やめてー(笑)」
営業の島にいる大城さんには聞こえてないと思って
バカな話で盛り上がっていた。
上野先輩がチラチラ大城さんを見てるのも、面白くて。
(イケメン大城、私が上野先輩を口説いちゃうぞ!)
なんて、何かモヤモヤしながら、楽しく電話番の時間を過ごした。