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炎の王妃~月明かりに染まる蝶~
第9章 夢でも
 彼女は背伸びをしてスンを見上げた。




 小柄な彼女と大柄なスンでは、いつも向かい合うとこんな風に少し背伸びしなければならなかった。







 でも、オクチョンはこの距離感が気に入っていた。少しだけ背伸びして見上げる大好きな男の顔。今度はいつ逢えるのか。彼が言うように、もと二度と逢えないかもしれない。彼は国王だから、オクチョンが後宮を出たら逢う機会は実のところ、ないのだ。
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