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炎の王妃~月明かりに染まる蝶~
第4章 月夜の銀花~契り~

こんな女は、なかなかいない。ついには、ミニョンを虐める集団の筆頭セギョンに面と向かって抗議し、セギョンの恨みを買う羽目にまでなってしまった。そのせいで、オクチョンはセギョンの従姉だという繍房の美しい女官からノリゲを盗んだというあらぬ嫌疑までかけられた。
辛うじて事件は不問に付されたものの、まかり間違っていれば、オクチョンの身柄は義禁府送りになり、処刑されるところだった。彼女は生命を賭けてまで、ミニョンを庇おうとしてくれたのだ。
辛うじて事件は不問に付されたものの、まかり間違っていれば、オクチョンの身柄は義禁府送りになり、処刑されるところだった。彼女は生命を賭けてまで、ミニョンを庇おうとしてくれたのだ。

