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炎の王妃~月明かりに染まる蝶~
第4章 月夜の銀花~契り~
 その手が次第に下に降りてゆく。すべらかな頬、唇、鎖骨を通り、夜着の上から胸のふくらみに触れられた時、彼女の華奢な身体がびくっと跳ねた。








 また唇を塞がれる。スンは口づけをしながらも、手はオクチョンの身体のあちこちを辿った。彼の手が触れる度、彼女の身体には小さな焔が点る。焔が点った場所には得体の知れない熱が生じ、鼓動は嫌が上にも速くなった。
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