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第11章 ショック…



意識が飛びそうに感じる。

涼ちゃんが私の顔を撫でる。


「理梨…。」


上半身を起こされた。


「涼ちゃん…。」

「これ、理梨が付ける役目…。」


手に何かを握らされた。

コンドーム…。


「これ!?私が付けるの!?」

「そう、そうしないと理梨が慣れてくれないだろ?」


仰る通りです。

付け方を涼ちゃんに教わってなんとかゴムを嵌めてみた。


「今みたいに勃ってる時はいいけど、勃ってないとゴムがちゃんと嵌らないから、そういう時は理梨が舐める事になる。」


涼ちゃんがニヤニヤとする。

とりあえずコクコクと頷くしか出来ない。


「で…、理梨が俺の上に乗って自分でこれを挿れて腰を振る。わかる?」


わかりたくないです…。

でも、それが必要なんだと涼ちゃんが言う。

私が腰を振って涼ちゃんをイカせる…。

それは長い夜を意味する訳で晩ご飯を少ししか食べない涼ちゃんには大変な事になる。


「やってみる。」

「少しずつ慣れればいいよ。」


涼ちゃんが頬にキスをして私を抱き上げる。


「ゆっくりでいいから…。」


キスをしながらゆっくりと涼ちゃんが私の中へと挿って来る。


「ふぁ…。」


奥に少し涼ちゃんが当たる感覚がするだけで腰が砕けそうになる。

座る涼ちゃんに跨って涼ちゃんの全てを飲み込んでいく。

顎が軽く持ち上げられると涼ちゃんの親指が口の中に入って来る。


「噛むなよ。」


涼ちゃんが笑う。

頭の先までが溶けそうに感じちゃう。

軽く涼ちゃんが私の腰を引き寄せる。


「んが…。」


口の中の親指をしゃぶりながら喘ぎ声が出ちゃう。


「理梨ってマジに溶けそうな顔する。」


涼ちゃんが頬にキスをする。

余裕たっぷりの涼ちゃんを余裕のない私がイカせるという長い夜を体験するとんでもない夜になっていた。


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