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第4章 かわいい男の子

夜、みんなが帰ってきたので
私はマンションに戻ることに
１人は危ない
ということで
シンが送ってくれることになった

ユイさん、ジョン兄さんに
会えなくて寂しいでしょ？

シンはお見通しらしい

ドラマ撮影で忙しいって
移動中だからって
さっき電話もらったけど
やっぱり会いたいよね

言われると寂しい気持ちになる

歌番組の観覧にくればいいのに
みんな出演の予定だし
楽屋にくれば少しなら会えると思うよ。

そっかぁ
じゃあ、行こうかな
でも、またパスをお願いしなきゃいけないのか…

私がパスをお願いすると
出してはくれるんだけど
マネージャーはいい顔をしない

僕が言っときますよ。
ファンのサポートで
お姉さんがいた方が助かるんですって

シン君って、そういうとこ
すごいよね
いつも助けられてる
ありがとう^ ^

笑顔でお礼を言う

僕はユイさんとジョン兄さんが
上手くいくこと願ってますから
で、まだ付き合わないんですか？
多分、メンバーはみんな
付き合ってると思ってますよ

ええっ？

びっくりする

だって、この間晩御飯作ってる時に
何人かが言ってたよ
ユイさん、ジョン兄さんに
会えなくて寂しそうだねー
ジョン兄さんも会いたい
って言ってたねーって

くすくす笑うシン

えーっ？
付き合ってないのに…

なんか困る

将来的に付き合うんだったらいいじゃないですか。
はい、着きましたよ
玄関まで気をつけて

マンションのエレベーターまで
見送ってくれるシン
ありがとうと言って別れた