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悪巧み
第2章 踊り場
百合子の片方の手はまた葛西の陰嚢を下からさすり始めた。
しゃがんで開いた脚の間がわずかにこちらに見えた。
陰毛が見えた。陰毛の下の割れ目は、もうどのくらい濡れて開いているのだろう。
どれくらいの大きさに裂けているのだろう。
ひだは大きいのだろうか。
それを見てみたかった。
明るい場所で見てみたかった。
そのときだった。葛西の陰嚢をさわっていた百合子の手が、自分の開いた股に下りてきた。
そこをまさぐり始めた。
百合子は自分で自分のクリトリスをいじっているのだ。
ああ、百合子。お前は本当に淫乱な女だったのだな。
でも俺に相応しい。俺も心置きなくお前にいやらしいことが出来る。
葛西が百合子の顔に手を添えた。
無言で、もういい、と言っているようだった。
百合子は立ち上がった。
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