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悪巧み
第4章 非常口 それから
伊沢のやつ、百合子の中に出しやがった。
馬鹿なやつだ。
それも百合子に挿れてから3分もたってない。
でも、それもしかたないことだろう。
百合子の締め付けを初めて味わった男なら、みんな早く終わってしまうかもしれない。
俺は階段を2段下がったところで、壁に寄りかかり、腕を組んで二人の行為を見ていた。
伊沢はまだ、百合子にペニスを挿したままだ。
尻の肉をひくひくさせている。
伊沢は、ふうぅ、と息を吐いた。
やっと出し終わったようだ。
伊沢が腰を引いた。
抜いた場所を見ていた。
ずっと見ていた。
このあとどうしたらいいか、わからないのだろう。
思い出したのか、顔を上げて周りを見た。
俺を見つけた。
目がおびえていた。
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