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悪巧み
第5章 非常口 終宴
百合子はそれを練習した。
奥を突かれると、締める。
突かれると、締める。
何度もさせてみた。
百合子はそれを習得した。
今は、もう条件反射になったのかもしれない。
それを伊沢に試したのだ。
伊沢は、あえなく果てた。
「締まる? 締まるでしょう?私の中いい? 気持ちいい?」
「ああ……いいよ……きつい……締まるよ、百合子」
「他の男もいい、って言う? ねえ、もっと、言って、私の中いいって、もっと言って!」
百合子は気付いてしまった。
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