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また何処かで会いましょう
第1章 珈琲の香りに誘われて
「ふむ。そうかー」
ドキドキしながら、マスターの顔を見ていた。
すると……
「よし。じゃあ特別に良いよ」
「えっ!?」
奇跡が起きた!!
「ここの珈琲を美味しいって言ってくれてありがとう。俺はアンブレラのマスターの美青。よろしくね、季美花ちゃん」
「みさおさん……?マスターって呼んでも良いですか?」
「うん」
マスターはにこりと微笑んで、男の頭に手を置いた。
「コイツは……紫。うちの常連なんだ。仲良くしてやってね」
「はい……」
嫌だけど……こくんと頷く。