この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
HANAMIZUKI~貴女を永遠に想います
第5章 再び・・・忍び寄る影
その頃・・・。
幸助said
俺はスーツを着たまま横浜市内のパチンコ屋に居た。
和也が持って来た金から取り合えず10万抜き・・・。
ガヤガヤと煩いパチンコ屋で負け続き。
はぁ・・・。
暇だな。
パチンコ台を叩いて席を立つと・・・・。
「お兄さん時間ありますか?」
・・・・・・・。
俺の前に居たのは・・・。
ヤバい。
俺は慌ててパチンコ屋から走って逃げた。
消費者金融の取り立てだった!!!
「おい待てこらぁぁ~ッ!!!!」
後ろからそんな声が聞こえ・・・俺は振り返りながら走って・・・・。
道に止まっていたタクシーに乗り込んだ。
「直ぐ出して!!!!」
俺が言うと直ぐに追ってきたチンピラみたいなスーツ姿の男達がタクシーのドアを叩き・・・。
タクシーは急いでその場を離れた・・・。
はぁぁぁ~・・・・。
参ったな・・・。
俺がため息をついていると・・・・。
「お客さん・・・どちらまで行きますか???」
・・・・・・。
もう行く場所がない。
金を作らないと・・・。
取り合えず・・・家に帰って・・・・。
母さんにうまいこと嘘をついて・・・。
和也が持ってきた金を貰って金を返すしかないか・・・。
「山手まで行ってください・・・・。」