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HANAMIZUKI~貴女を永遠に想います
第2章 2人の悲劇の始まり
「ね・・・あの二人・・・本当に別れちゃったの???」
瑠衣が俺や・・・太一や誠を見て言った。
太一と誠も顔を見合わせため息・・・。
その時・・・。
ガラガラ・・・。
個室の扉が開き・・・。
入ってきたのは、慎吾さん。
そう・・・ここは海沿いで居酒屋を経営する慎吾さんの店。
「おい、龍がスゲー不機嫌な顔で出て行ったけど喧嘩か?」
慎吾さんはそう言って料理をテーブルに置いた。
喧嘩ねぇ~・・・。
「(笑)(笑)・・・俺等が美晴ちゃんの事しつこく聞いたからへそ曲げただけっすよ(笑)」
俺が言うと慎吾さんも深いため息。
「アイツまだうだうだしてんのか~・・・ったくー・・・。でも~・・仕方ねーか・・・。思い出せねーんじゃ・・・。」
思い出せない・・・。
その言葉に瑠衣は目を真ん丸にし・・・。
「え・・・・、どういう事ッ??・・・ね・・・思い出せないって何がッ???」
俺の腕を掴みそう言った・・・。
「ん~・・・はぁ~・・・あーーー・・・」
皆を見ると・・・。
誠が瑠衣の方に身を乗り出して・・・。
「アイツ!!!・・・(笑)美晴ちゃんの事だけ思い出せねーんだよッ!!」
・・・・・(笑)