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HANAMIZUKI~貴女を永遠に想います
第15章 元嫁
10月
もう10月か・・・。
早いな・・・。
朝家で準備をしていると・・・・。
龍は遅番の様で・・・頭をかきながら寝室から出てきた・・・・。
私達は・・・やっぱり会話はない。
私は黙ってキッチンで洗い物を済ませ・・・。
朝食で作ったサンドウィッチにラップをかけカウンターに置いた。
ご飯は・・・毎日作る。
龍は黙ってそれを見て・・・。
「あ・・・卵サンドッ・・・・」
・・・・・・・。
昔・・・龍が大好きで良く作っていた卵サンド・・・。
チラッと龍を見ると・・・龍は笑って・・・。
「ありがとう・・・(笑)」
・・・・・・・。
私はキッチンで手をギュッと握った。
「あの・・・龍・・・・。」
龍はラップを外し嬉しそうにそのサンドウィッチを手に取った・・・。
「ん~???」
・・・・・・。
「・・・私・・・ここ出て行こうと思って・・・・。」
・・・・・・・・。
いつか・・・こうしないといけない気がした・・・。
このままダラダラ一緒に居たら・・・。
申し訳ない気がしたの・・・。