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HANAMIZUKI~貴女を永遠に想います
第24章 世界一寂しがり屋のS男
幸said
はぁぁ~・・・何で私がッ・・・。
私はお客様の到着予定時間が刻々と迫る中・・・玄関先でそれらしき方がいらっしゃらないかウロウロ・・・。
てか・・・。
何様だっけ???
名前も見てないしッ!!!
不味い不味い・・・。
フロントに一回戻って女将さんに・・・。
「あの~・・・私がお迎えするお客様のお名前ッて・・・・。」
私がカウンターに手を付きそう言うと・・・。
女将さんは一回顔を上げて・・・。
「あ、・・・言ってなかったっけ???(笑)」
・・・・・。
「はい・・・(笑)えっと・・・」
女将さんが予約帳を見て・・・。
「えっとね・・・(笑)高・・・」
?????
「お客様到着しました~ッ!!!!!!」
女将さんの声に被せる様に・・・そんな花さんの声・・・。
えっ??
聞こえなかった・・・高???
高橋とか???
えっと・・・。
もう一回聞こうとすると花さんが私の腕を引っ張って・・・・。
「ほらっ(笑)幸ちゃんお出迎えしてッ・・・・」
えっ・・・。
「あのっ・・・お客様の名前がッ・・・・」
私がまたモタモタしていると・・・・。
花さんはニッコリ笑って・・・。
「顔見たらわかるから・・行ってきな・・・・(笑)」
・・・・・・。
えっ?!