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HANAMIZUKI~貴女を永遠に想います
第37章 沖縄旅行 奇跡の宝物
美晴side
私って・・・小さいな・・・。
ひめゆりの党で・・・見た写真や手紙・・・。
あんな幼い女の子達の・・・写真・・・・。
私は年ばかり取って・・・未だにあの女学生たちには比べようもない位・・・弱い・・・。
もうこうやって考え込んでしまってる時点で弱いな~・・・・(笑)
そんな事を考えていると・・・隣に居た龍が私の手をギュッと握って・・・。
「美晴・・・(笑)ちょっとあっちに行こう???」
・・・・・・。
そう言ってグイッと私の手を引っ張って公園内を歩いた・・・。
「龍??・・・あの・・・・。」
広場を抜け・・・展望台に出ると・・・・。
龍は何も言わず手すりに手を掛け・・・・。
「沖縄では・・・昔~・・・いっぱい人が死んだんだ~・・・・。」
・・・・・・・。
龍は振り返って・・私の方を見ると・・・・。
「美晴はさ、・・・さっきひめゆりの党で女学生さん達の写真を見て~・・・自分が情けないとか思ったの????」
・・・・・・/////////