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HANAMIZUKI~貴女を永遠に想います
第41章 神様の贈り物
龍side
いつかは・・・来ると思った。
俺の記憶はまだはっきり全てを思い出せているわけではないが・・・・。
美晴の前の旦那が・・・・異常者だという事は・・・。
インプットされているんだ。
美晴は少し体をふら付かせ俺にもたれ掛かって来て頭を抱えた・・・・。
「なんか言ってた?」
美晴を抱き寄せ佐藤ちゃんに聞くと・・・・。
野木ちゃんと顔を見合わせた佐藤ちゃんはまた俺を見て・・・・。
首を横に振った。
「ただ・・・。美晴さんはいるかって・・・そう聞かれただけ・・・・。」
・・・・・何でこの場所が分かったんだ・・・・。
まぁ・・・、このブランドを知っている限り探す事は可能か・・・・。
美晴は頭を抱えたまま下を向いて・・・・。
「ごめんなさい・・・また迷惑を掛けちゃった・・・・」
・・・・・・・。
俺はギュッとさらに強く美晴を抱き寄せ・・・・。
「大丈夫・・・。俺も瑛大も俊も直ぐそこに居るし・・・何かあったら携帯でも店にでも直ぐ電話しろよ?分かった?」
きっとまだ傍に居るはず・・・・。
そして・・・。
またアイツはやってくる。