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HANAMIZUKI~貴女を永遠に想います
第4章 滝本幸助
幸助said
やっと帰ったか。
母さんが封筒を持って居間に戻ってきた。
・・・・・。
「それ・・・金?」
俺がそう言うと母さんはそれを引き出しにしまい・・・・。
「あ・・・(笑)・・・うん、・・・あの子毎月こうやって持ってくるか・・・振り込んでくるのよ・・・。」
ふーーん・・・。
随分厚みがある封筒だな。
アイツ・・・妙に羽振りがいい。
「アイツ仕事って何してんの?変なことして稼いでんじゃねーの?」
俺が言うと・・・母さんは笑って・・・。
「和也は~・・・真面目だから(笑)変なことなんてできないわよ・・・。」
・・・・・・。
和也は?
なにそれ・・・。
今なんて言った?
イラっと・・・。
モヤモヤする。
「母さん・・・・。それって俺が真面目じゃないって言ってるの?」
俺が言うと母さんはビックリした顔をして顔を上げた。
「違うわよ(笑)・・・貴方はー・・・もっと真面目・・・。貴方は優秀で・・・真面目で・・・・一途でしょ???」
・・・・・・・。