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第5章 SMルームで

「ん〜…」

感じて下さっているのがわかってとても嬉しい。
奥で奥で。速く速く。疲れてきたがご奉仕はやめない。しかし速くご奉仕すればするほど、口が疲れる。唇が少し痺れてきた。
このまま続けると感覚が鈍麻してしまう。申し訳ないと思いつつ、手を使う。

「ふぅ…ん」

ご主人様の両手が私の顔を捉える。そのまま勢いよく上下させた。

「うぅっ…」

苦しい。喉の奥でご主人様を感じる。ご主人様の声が大きくなっている。段々と奥に、速くなっていき、まともに呼吸ができなくなる。
胃から上がってきそうで吐き気がする。
しかし顔に固定されたご主人様の手は止まることを知らず、苦しくて目を瞑ってしまう。

「いい？出すよ…」

ビュッ！！

勢いよく射精なさり、そのまま口を外す。
本来ならこのまま飲み込むのがM女の努めだが、困った、どうしても喉を通らない。苦いのが苦手で、今までごっくんできたことがないのだ。ご主人様は「長く含むだけでいいよ」と言ってくれたが、ごっくんしたらもっと喜んでもらえる。でもどうしても飲み込めない。葛藤していたが、やはり苦い。ごめんなさいと思いながら、諦めてトイレに向かう。口をゆすぎ、ご主人様の元へ戻った。

「頑張ってくれてありがとうね。」

ご主人様はいつも褒めてくれる。その言葉に照れながら、ご主人様に抱かれながら、幸せの中眠りに落ちていった。