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第2章 朝丘麻奈

私は朝丘麻奈、28歳、看護師。最近こんな夢ばかり見る。
彼氏はいたが、2ヶ月前に別れたばかりだ。元彼とのノーマルセックスは気持ちいいもののどこか満たされておらず、暇があればSMサイトを見ていた。動画、官能小説、アダルトサイトのSMグッズ…。
私がマゾヒストかと自覚し始めたのはこの頃で、元彼と別れるや否や色々なプレイに手を出した。拘束や目隠しなどのソフトプレイや軽いメール調教がメインだが、SMに対する興味は尽きない。
最近興味があるのが医療プレイだ。一度やったことがあるが、知らない人に体を知られていくのはとても恥ずかしい。
中でも最も気になるのが尿道責めだ。ペニスやヴァギナは飽きるほどに見ているし、だいたいのケアは割り切れるのだが、どうしてもバルーンカテーテルを挿入する時はドキドキする。尿道にカテーテルが入る異物感、自分の意思と関係なく行われる排泄行為、自然現象でさえ管理され、自分ではどうすることもできない無力感、そして煽られる羞恥心。一体どんな気持ちになるのだろうか。
ご主人様はいつかしてくれると言っていたが、いつして頂けるのか…。