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第2章 はじまり

「お前は俺のおもちゃだよ」

男はにっこりと
気味の悪い笑みを浮かべてそう言い放った。

「...」
わたしは言葉を失い、何も返せない。

「その顔、可愛いね。怯えてる。
でも大丈夫だよ？安心して。
別に痛め付けたいわけじゃないから。

普通に可愛がって遊びたいんだ。」

益々訳がわからない。

とにかく危ない奴だということは分かった。

逃げなきゃ！
そう思ったら体が勝手に動いてドアの方へ