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サイドストーリー9
第3章 キミの体温 ボクの吐息
「経管だしね」
「ん?」
「山田君、いい人だけど経管って言うのが難よね」
「なんだ?経管の妻になった癖に」
「だから、よ。良く分かるわ」
そう言って、元経管の男の隣に座る。
「へぇ」
「夜は遅いし、休日出勤はするし」
「うん」
「仕事が大好きだし」
「そうだな。ありがとう」
「文句を言ってるんですけど」
「それでも、愛してくれてるんだろう?」
「まぁ、ね」
「洋子も早く浴衣を着ろよ。加賀の家に行くの遅れるぞ」
「もう!話をそらして!」
「1年に1回の洋子の浴衣姿を見るのが楽しみなだけだよ」
「でも、経管は浮気しないのよね」
「そう。洋子だけ」
「のぞみも幸せになれるわね」
「山田が浮気したら左遷だしな」
そんな言葉に私は苦笑いして、
「浴衣着てくる。ちょっと待ってて」
私も好きな人のために浴衣に着替える。
END*****
「ん?」
「山田君、いい人だけど経管って言うのが難よね」
「なんだ?経管の妻になった癖に」
「だから、よ。良く分かるわ」
そう言って、元経管の男の隣に座る。
「へぇ」
「夜は遅いし、休日出勤はするし」
「うん」
「仕事が大好きだし」
「そうだな。ありがとう」
「文句を言ってるんですけど」
「それでも、愛してくれてるんだろう?」
「まぁ、ね」
「洋子も早く浴衣を着ろよ。加賀の家に行くの遅れるぞ」
「もう!話をそらして!」
「1年に1回の洋子の浴衣姿を見るのが楽しみなだけだよ」
「でも、経管は浮気しないのよね」
「そう。洋子だけ」
「のぞみも幸せになれるわね」
「山田が浮気したら左遷だしな」
そんな言葉に私は苦笑いして、
「浴衣着てくる。ちょっと待ってて」
私も好きな人のために浴衣に着替える。
END*****