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サイドストーリー9
第18章 プレイボーイの憂鬱
「・・・・」
「どうした?」
「吉岡先輩『お代官様、あ~れ~』が出来なくて残念でしたね」
「・・・・加奈さぁ、いい加減に俺のイメージ訂正しようか?」
「でも、そうですよね?」
「・・・・」
「いいよ。同窓会行って来いよ。『お代官様ごっこ』は今度にするよ。
俺は振袖姿の加奈ちゃんと写真撮れただけで十分満足だよ」
「お父さんみたいですねぇ~」
「・・・・」
う、ん。言われてみれば。
でも本当にそう思うんだ。
加奈と万が一別れたとしても・・・・
そんな事はないと思いたいし、別れないけどっ!
でももし何かがあって別れたとしても
加奈が成人式を思い出すたびに俺が隣にいたことを思い出してくれたら・・・
それだけでも嬉しい。
「お代官様ごっこはしませんが・・・」
「ん?」
「同窓会はやめます」
「え?」
「立食なのでひとりぐらい欠席しても大丈夫です」
「うん?」
「もう少し、この振袖のまま吉岡先輩と一緒に居たいです」
「加奈」
「吉岡先輩に、私の振袖姿を覚えていてほしいです」
「・・・・うん」
神様、ありがとう。
俺は加奈をギュッと抱きしめながら本殿に向かって小さくお辞儀をした。
END****
「どうした?」
「吉岡先輩『お代官様、あ~れ~』が出来なくて残念でしたね」
「・・・・加奈さぁ、いい加減に俺のイメージ訂正しようか?」
「でも、そうですよね?」
「・・・・」
「いいよ。同窓会行って来いよ。『お代官様ごっこ』は今度にするよ。
俺は振袖姿の加奈ちゃんと写真撮れただけで十分満足だよ」
「お父さんみたいですねぇ~」
「・・・・」
う、ん。言われてみれば。
でも本当にそう思うんだ。
加奈と万が一別れたとしても・・・・
そんな事はないと思いたいし、別れないけどっ!
でももし何かがあって別れたとしても
加奈が成人式を思い出すたびに俺が隣にいたことを思い出してくれたら・・・
それだけでも嬉しい。
「お代官様ごっこはしませんが・・・」
「ん?」
「同窓会はやめます」
「え?」
「立食なのでひとりぐらい欠席しても大丈夫です」
「うん?」
「もう少し、この振袖のまま吉岡先輩と一緒に居たいです」
「加奈」
「吉岡先輩に、私の振袖姿を覚えていてほしいです」
「・・・・うん」
神様、ありがとう。
俺は加奈をギュッと抱きしめながら本殿に向かって小さくお辞儀をした。
END****