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保健体育の授業
第1章 保健体育の授業


突然前を歩く生徒が振り返り

抱え込まれ引き戻される。

その力は少し痛みを感じるほど強く

何が起きたのかわからなかった。


降ろされたと思ったら椅子に座らされ

後ろで手首を縛られてしまった。



教室の鍵はかけられ

何ヵ所かの電気がつく。


教室には3人の生徒。



『なっ…何してるの?離して!』


力を精一杯いれてもびくともしない。


振り返ると身長は私よりはるかに高く

がたいもいい野球部の

平良 広大(たいら こうだい)。 



『先生…先生の身体で本格的に

俺らに教えてくんない?性教育…』



そう言ったのはやんちゃだが成績優秀

スポーツ万能の加藤 敦也(かとう あつや)。



『んぁ…やめて……やめなさい…!』


耳からほほを伝い唇に触れ

顎に指をかけてこれから犯そうと

思っているとは思えないほど

優しいキスをしてきた。



『お願い……これ以上はかばえない…

どうなるかわかるでしょ?…退学よ?』



『じゃあ言えないようにするまで…』



ボタンを一つずつはずされ

黒の下着が露になる。



……パシャッ!パシャッ!…



フラッシュと同時になるシャッター音。




嫌な予感は的中した。




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