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官能的大恋愛
第20章 本当の自分を認める事
嫉妬という感覚は。

情けなくて。

みっともない感情。

そんな事は、この年になりゃ、重々承知の上。

だから大人の対処として、嫌な事は顔にも態度にも言葉にも出さずに、感覚をそれこそ平常心というモノで麻痺させて、燃えるような熱い嫉妬という感覚を抑える。

私は久しぶりの大恋愛に、感情の起伏がうまくコントロールできなかった。

でも、どこまでも素直で、少年のようなナガタッチも同じで…。

お互いにさらけ出して、ぶつかり合って、更にまたお互いの距離が縮まった。

以前よりも恋人同士の関係が深まった。

あれからね。

些細な喧嘩をしても。

ナガタッチには、もっと私の意地悪な感覚すらも知って貰いたくて、すぐに思った事を打ち明けてやるの。

だから、ナガタッチにはもう、一切隠し事はしない。

ナガタッチは、どんな私でも笑って受け止めてくれる。

だから、結局は。

嫉妬という感覚で。

本当に、本音を言える仲になれたと言う事だ。
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