この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
官能的大恋愛
第3章 リアルな感覚を求めて
近くの喫茶店で、待っていてくれるって。
まさか、うちのこんな100円ショップに爪切りを買いに来るだなんて。
意外と庶民的。
それよりも、私を普通の女の子だなんて。
Nagには、そう見えたんだね。
いえいえ、それがまた私は普通じゃないんですよ。
今まで、レジって最悪だなぁ~なんて思ってたけど、今日初めてレジを打ってて、良かったって思えた。
もし、これからもNagがうちの店に来てくれるならば、私はレジでもいいかなぁ~♪
なんて思ったりして。
慌ててエプロンを外して、事務所から出て行こうとすると、夕方バイトの学生の子が珍しく私に話掛けてきた。
「あれ、何かいつもと雰囲気違う」
「そうかぁ?」
と、鏡の前で後ろ姿や髪型を気にする私。
何か変なのか?……
「顔、顔」
顔が変なのか?……
「珍しいくらい、笑ってる」
……えっ……。
私は鏡を見ると、確かにどこかネジが緩んだようにニヤニヤしていた。
「デート?」
「違う違う!…じゃあね、お先に!」
「お疲れ様ぁ」
私はそんな自分が恥ずかしくて、口を結んで店を後にした。
坂道でもないのに、自転車を立ちこぎして、待ち合わせの喫茶店へと向かった。
まさか、うちのこんな100円ショップに爪切りを買いに来るだなんて。
意外と庶民的。
それよりも、私を普通の女の子だなんて。
Nagには、そう見えたんだね。
いえいえ、それがまた私は普通じゃないんですよ。
今まで、レジって最悪だなぁ~なんて思ってたけど、今日初めてレジを打ってて、良かったって思えた。
もし、これからもNagがうちの店に来てくれるならば、私はレジでもいいかなぁ~♪
なんて思ったりして。
慌ててエプロンを外して、事務所から出て行こうとすると、夕方バイトの学生の子が珍しく私に話掛けてきた。
「あれ、何かいつもと雰囲気違う」
「そうかぁ?」
と、鏡の前で後ろ姿や髪型を気にする私。
何か変なのか?……
「顔、顔」
顔が変なのか?……
「珍しいくらい、笑ってる」
……えっ……。
私は鏡を見ると、確かにどこかネジが緩んだようにニヤニヤしていた。
「デート?」
「違う違う!…じゃあね、お先に!」
「お疲れ様ぁ」
私はそんな自分が恥ずかしくて、口を結んで店を後にした。
坂道でもないのに、自転車を立ちこぎして、待ち合わせの喫茶店へと向かった。