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官能的大恋愛
第9章 もう若くない中年期
「4時起きはつらいねぇ。いつも午前中にあぁいうのの撮影が多いの?」

こないだの時も午前中だったし。

「わりとね。朝の方が結構俺的にはアソコの立ちの具合と感度が良くてさぁ…だから何気に、撮影もスムーズに終わるんだよねぇ。俺は朝一の撮影が多い方かもな」

そんな可愛く真面目に、アソコの立ちの話をされてもねぇ…。

まぁ、それこそ立ち仕事だからコンディションは大切かも知れないけど。

「有り難う、お土産」

私は紙袋を開いて、嬉しそうに手に取る。

そんな私の表情を、ナガタッチは頬杖付いて穏やかに笑って見つめる。

「何…?」

「ん?…今夜は寂しくないでしょ~?っと思って…」

「えっ?」

「夜の、お、と、も、に、うなぎパイ…」

はいはい。

エッチの時によく使う口振りで、囁くように言うから私は可笑しくなって、

「面白くな~い!!(笑)」

爆笑してやった。

「アハハ(笑)笑ってる、笑ってるぅ!」

そしてナガタッチも、釣られて爆笑。

「いらっしゃいませ、ご注文はお決まりですか?」

店員がテーブルにやって来た時に、何となくフワリと匂いがした。
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