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官能的大恋愛
第10章 遊園地ドキドキデート
色々と何を一緒に乗るのかを決めながら、ゆで玉子を捲っていると、

「へったくそ~っ…」

「面倒臭いもん、コレ…チマチマしてて…」

膨れてムカついた。

「ったく…ホッペ、膨らませたトシコッチもキュートだよ…貸してごらん」

と、私の捲るグチャグチャに成りつつある、ゆで玉子の殻をナガタッチが上手に捲ってくれた。

しかも捲ったゆで玉子にも、

チュッ…

ソフトキスかよ!?どんだけ好きなんだ!?

「あぁ、キスした…」

「ヌフフッ(笑)怒っちゃだぁめ…」

「もぉバカ…有り難う」

このキャラが作り物じゃない事を祈りたい。

思ってる以上にナガタッチは計画性のある男だった。

スパスパと、要領よく順序よく、人を掻き分けてバイキング、ジェットコースターに乗る。

私の手を引いて、面倒な顔一つもしないで。

楽しい時は楽しんで、とりあえず笑っておけ。

って感じで。

「次はお化け屋敷行こ?」

「やだ、予測出来ない刺激は求めてないし…」

って、実は怖がり屋の私なだけ。

「いいって、いいって♪中身はみんな人間なんだぁかぁらぁ」

と、そこは強引に私の手を引っ張って入っていく。

「もぉ~っ!!(笑)」
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