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高校性『惨歌』 90‘Sレイプ 引き裂かれたレオタード
第2章 学園の『ならず者』と、悪しき風習
翌日、月例生徒会に出席した小越郁子は、正義感は人一倍強い思春期の優等生女子らしい怒りを覚えすっくと立ち上がる。
「ですけど、委員長。毎年あの人たちの『ふるまい』で退学になる子が確実に出ているんですよ! 総務委員会として黙って見ているんですか!?」
『袖にしたお相手』総務委員長、田辺は恋の敗残者の惨め表情をおくびにも出さず公私を分けるように、対照的に美少女フェイスに倫理的な感情を滾らせる郁子を宥める。
「僕だって、あの応援団委員の所業には怒りを禁じえないよ。でもね、小越君。僕たちがいくらここで議論を戦わせても、肝心の生徒たちの校内世論が盛り上がらないんじゃあ…」
「そうですッ、生徒みんなが、敬愛の事を、そして生徒ひとりひとりの事を考えて、こんな理不尽なことは許せないって思うべきなんですよ!!」

郁子が真摯に訴えかける問題とは、進学校である敬愛学園が抱える『恥部』、応援団委員会の所業について、だ。成績優秀者が多い一方で、玉石混合の敬愛はある一定数、問題児も存在する。私立として寄付金に頼らざるを得ない現状もあるらしいが、彼らが伝統的に応援団委員会に集っては問題行動に走っているのだ。恐喝万引きは無論だが、数ある罪状の中でも、全国一悪しき風習と名高いのが『二年狩り』なる『行事』だ。十数名からなる応援団の面々、事にリーダーに睨まれた者に壮絶なリンチを加えたるという影の因習だ。餌食となった者は男子であるにもかかわらず性的な辱めを受け、その様子を撮影された上、団長が卒業する春までそれを揺すりのネタにされ、凄まじい虐めに耐え忍ばねばならない。20数年の歴史の中でその被害者のほとんどが退学し、その後の人生を暗いものとしていた。
「もちろん、その通りだけど彼らのターゲットにならない多くの生徒まで巻き込むような形をとってはいけないと思うんだ。ましてや、こんなことが世間に知れたら敬愛の誇りに傷がつくだけだよ」
(田辺先輩は、どこか人ごとだわ。どこか、この人は冷たいところがある…)
郁子は『袖にした相手』を、心の中で見下しつつ、宣言する様に言う。
「私、夏の生徒総会で公にこの問題を提起して、全校生徒から意見を集めます。それに、応援団の廃部の署名も集めます!」

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