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愛してるからこそ...
第21章 結婚式&新婚旅行
仕事もプライベートも順調だったある日
焦って営業部に戻ってきたのは林くんだった。
『係長ー!!!!大変ですぅぅぅ!』
林くんの大声に反応を示した営業部。
そして私がどうしたの?と声をかける前に
即座に反応したのは正人だった。
「林うるさい!
また事故でも起こしたのか!?」
『ぶ、ぶ、部長!
大変です…下に…っあの人が…』
正人は落ち着けと林くんを宥めてる。
焦ってるけど下に誰がいたの?
ま、正人が相手してくれてるし私は今日書類が
山のようにあって早くしないと終わらない。
林くんを無視してパソコンに数字を打ち込んでると
内線がなったから「営業部須藤です。」と出た。
掛けてきたのは受付の香織ちゃんだった。
珍しいなと思ってどうしたの聞いてみると…
『あなたに会いたいって人が来てるの。
今ロビーが大変だからそちらにお連れするから
応接室あけといてくれる?』
私に会いに来たってことはどこかの先生かな。
私はパソコンをスリープモードにし
応接室に行きブラインドをあげて照明をつける。
ガラスのテーブルが少しほこっているみたいだから
ふきんを持ってきて机を拭くと
香織ちゃんが営業部にやってきた。