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第21章 結婚式＆新婚旅行

とりあえず林くんは放っておいて
私は書類を片付けることに集中した。


その頃会議室ではまりあと正人が
こんな会話をしていた。


『あなたが朱里の旦那様ね。

結構モテるんだろうけど朱里の事泣かしたら
すぐに引き離すからね。』

「分かってます。
それを承知で入籍しましたし
そうでなければ同居もしてません。」

『同居．．．？』

「朱里から聞いてませんか？

俺達は今朱里の実家に引っ越して
隣の土地に家を建てる計画をしてます。

お父さんと浩輔さんと四人で暮らしてる。」

『あの浩輔が許したのね。』

「認めてもらえるか不安でしたが
今のところ出ていけとも別れろとも言われてませんよ？」

『そう言えばあなたがおばさんが亡くなったとき
支えてくれたのよね？
本当にありがとう。』

「いえ、当然の事をしたまでです。

今日であなたと朱里の関係が分かったので
これからは朱里の支えに
あなたも協力してくださいね？」

『分かったわ。喧嘩したらいつでもおいでって
朱里に言っておかないと♡』


2人が応接室で仲良くなっているとも
知らずに朱里はこの場から離れる。


書類を終えて応接室へ迎えに行く。
まりあは今日うちに泊まるから．．．