パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第21章 結婚式＆新婚旅行

おじさんは鼻水を出しながらワンワン泣いてしまった。
それを海斗先生がハンカチを渡して宥める。

こんな遠いところまで朝早くに出て何十時間も
飛行機に乗って来てくれた人達に
感謝の言葉しか出てこない。


明日は夜出る飛行機だからそれまで
モルディブを楽しんでもらうことにした。


式場を出てホテルまで歩いていると
香織ちゃんが男の人と歩いていた。
よくみると香織ちゃんの旦那様だった。

気づいてくれて近くに二人でやってきて
おめでとうございます。と御祝儀とプレゼントをもらった。


「あの、今日モルディブに来られてたんですか？」

来ていると思わなかった香織ちゃんの旦那様。
商社マンの旦那様は昨日まで仕事で
滞在していて休みをくっつけて二人で
モルディブを満喫すると教えてくれた。

「結婚式入ってくれたらよかったのに…」

『ははは。香織から写真見せてもらいましたよ。
二人とも素敵でした。おめでとう。』

申し訳なかったけど素敵だったと言って貰えて
すごくよかったと思えた。
本当はご飯一緒にと思ったけど
すれ違いの多い夫婦にもこんなときだからこそ
ゆっくりしてもらいたくてそこでお別れをした。