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愛してるからこそ...
第6章 家族への報告




次の週末正人と一緒に家に帰ってきた。

「ただいまーー」


するとふたつの足音がドタドタと聞こえてくる。
二人がどっちが先かと言わんばかりにやってきて
声を揃えて言ってくれる。


『『おかえり』』


正人は2人の行動を苦笑いで見る。
そして私はその正人を見て笑う。


「おじゃまします。」

正人は挨拶をして家に上がった。
そしてまずは仏壇へ。

お線香に火をつけ二人並んで手を合わせる。

「お母さんただいま。
今からお父さんたちにも言うけど
正人にプロポーズしてもらってうけたの。
8月に入籍しようと思う。

お母さん達が正人を受け入れてくれたから
この人に本当の家族をつくってあげようと思います。」


私が報告すると正人もそれに続く。

「お義母さん。朱里を幸せにします。
結婚するのでこれからも見守ってください。」


私たちの報告はお母さんに届いたかな?
出来れば子供見せてあげたかった。
早すぎた死に初めはついていけなかったけど
今は弱音は言ってられない。
だってお母さんになるんだもん。


「お母さんこれからもよろしくお願いします。」

揃って挨拶をしたところでお兄ちゃんが呼びに来た。




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