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不利な恋愛
第3章 そして今に至る
高校卒業後、shellacは 

ライブハウスを転々と回った。

チケットを買い取ることもあり、金欠も続く。

ついにレコード会社の人と知り合い、

デビューまで決まっていた。

思ってたい以上に注文が多かった。

歌詞を大幅に変えて挙げ句の果には

メンバー総入れ替えの提案。

何年経ってもデビュー出来ないし

メンバーは痺れを切らしてそれぞれの道へと進んだ。

実家の建設業を継いだ奴。

サラリーマンを選んだ奴。

最後まで残ったのは綺羅と涼真だった。

最終的に買われたのは綺羅のルックスやドラマの技術。

「涼真、諦めるな 

俺またマネージャーに話して

2人一緒に絶対デビューしよう」

綺羅の言葉のせいでお前自体の音楽人生も

棒に振る気か。


「俺には才能ないんだよ。

というか実力だな。綺羅、お前は買われてるんだよ。

しっかりやんなよ。」

「俺は諦めないからな。」

嫉妬してるんだ。メンバーの中でずば抜けて努力して

綺羅が一番上達していた。

綺羅は諦めようとしなかったが涼真が説得した。

何度話しても意見は変わらないと。

お互い違う世界に頑張ろうと…

ズルズル何年も来てしまった。
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