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フラダンサーの妖しい腰付き
第6章 息づかいと腰使い2
心臓がバクバクする。

ここで慌てているのを悟られないようにしなければ…

「賢者タイム突入した?」

千里の言葉でドキッとした。

確かに男はザーメンを出すと賢者タイムに突入する。

「い、いや、そんな事はないよ」

僕は虚勢を張っていた。

「…あ、でも中に出して大丈夫なの?」

恐る恐る千里に聞いてみた。

千里はこちらを見ながら答えた。
「リングしてあるから、大丈夫」

その言葉を聞いてホッとした…

「それよか、喉が渇いた」

千里はバッグから取り出したミネラルウォーターをゴクゴクと飲んだ。

あぁ、僕も喉が渇いた…

だが、ビジネスホテルには冷蔵庫に飲み物など完備していない。

コンビニに行って飲み物でも買うか…

ついでにATMでお金をおろさないと。

僕は千里にコンビニに行くと伝え、部屋を出た。

千里はその間、シャワーを浴びていた。
外へ出て、財布の中身を見ると小銭しか無かった。

こりゃ、かなりお金を使ったな、今日は。

でも、悪い気はしなかった。

足取りが軽く、僕はコンビニへと向かった。
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