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妊活は先生と
第2章 妊活二回目

前回いらっしゃった時には、あのような事になりましたが、二週間の内にマユさんの気が変わったかも知れません。
最後の確認の積もりでした。
するとマユさんは潤んだ瞳で私を見返し、白衣を掴んで引きました。
そして、カーテンの外の看護師に聞こえない位の小声で、
「人工授精をした事にして下さい。
今日、またあの処置をして下さるのでしょう?」
と言いました。
その声に思わず頷いた後、勃起の収まりそうにない下半身を気にしつつ、さり気ない調子で、
「では前回と同じ処置を致しましょう。
準備しますので、少しだけお待ち下さい」
とだけ言い、診察台を下げてマユさんの脚にバスタオルを掛けると、そのまま外に出て、ケータイの番号を書き付けた名刺をポケットに忍ばせました。
最後の確認の積もりでした。
するとマユさんは潤んだ瞳で私を見返し、白衣を掴んで引きました。
そして、カーテンの外の看護師に聞こえない位の小声で、
「人工授精をした事にして下さい。
今日、またあの処置をして下さるのでしょう?」
と言いました。
その声に思わず頷いた後、勃起の収まりそうにない下半身を気にしつつ、さり気ない調子で、
「では前回と同じ処置を致しましょう。
準備しますので、少しだけお待ち下さい」
とだけ言い、診察台を下げてマユさんの脚にバスタオルを掛けると、そのまま外に出て、ケータイの番号を書き付けた名刺をポケットに忍ばせました。

