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第19章 Mad love

僕の彼女は時々
いつもの挑発的な目ではなく
違った色の目をして
僕を誘う。


いつもの彼女だけど
何かが違う



噛み付くようなキスで
僕の口内を彼女の舌は暴れ回る。

息が続かない…
苦しくなってくる…

それでも彼女は辞めない。

仕掛けて来たのは彼女で
官能的に声を漏らすのも
また彼女。

『ふぁ…はぁ……ふぅん』

そうやって
僕の思考を止めていく。

もぅダメだ…息が…限界だ。

くちゅ…そう音を立てながら
彼女は唇を離す。

僕が肩で息をしてると
彼女はペロッと舌舐めずりをする。

僕の頬をそっと撫でると
ニヤりと笑って耳を噛む。

甘噛みなんかより少し強めに
そして、噛んだ所を愛おしげに舐める。