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第3章 Suggestion

バイト先でも安くて
いい物件はないか聞いてみた。

『市原さんココ住んじゃえば
バイト出勤し放題っすよ！』

堤くん…他人事だからって面白がるなよ。

『んー市外なら
安いとこありそうやけどねぇ』

店長が心配そうに話しに加わる。

市外かー。確かに電車一本乗れば
ここ来れるしなぁ。

でも電車となると…交通費出るんか？ココ

うだうだしながら
日にちはどんどん進む。





そして休日。

不動産屋で物件情報を出してもらう。

やはり、少し高い…
払えない訳でもないけど
そうなると少し生活費が心細い

『今からでも内観してみますか？
結構良いところばかりですよ』

そう言われても、
あまり気が乗らない…。

『いえ、今日はこの後予定があるので
また次回で。』

そう言って僕は資料を貰って店を出た。