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もっと夢を見ていたい
第9章 20 ( 3


深夜2時彼が帰ってきた。

『結〜』

なんだか様子がおかしい。
玄関に向かう。

すると彼は男の人に肩を支えられ
辛うじて立っている。

『あっレンヤさんの彼女さんっすか?!』

『えっあぁ。はい。こんばんは。』

呑気に挨拶を交わす。

『お前ごらっ結ナンパすんなや』

オラオラ言うてて
ちょっと何言ってるか分からない。

『レン…送ってくれたんやで
その人、ナンパじゃないよ』

苦笑いしながら説明する。

『結〜愛してるで〜』

そう言って抱き着いてきた。

人の話を聞いちゃいない!
重い!支え切れないっ!

『すいません!
レンヤさんお願いします!』

そう言って彼は逃げるように
帰っていった。

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