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振り向けば…
第25章 深いよ…
ホテルに戻り軽くシャワーを浴びて浴衣に着替えを済ませてまう。
何故か悠真が私を見てクスクスと笑い出す。
「なんやねん?」
「さっきまで大人の女やったくせに、浴衣になると小学生並になりやがる。」
「やかましいわい!」
しばらく悠真とじゃれ合いをする。
「なぁ、悠真…。」
「あかんぞ。」
まだ何も言うとらん…。
口を尖らせた私に
「今日はベッドがシングルや。狭いからゆっくり寝れんやろ?」
とか言いやがる。
「だって…。」
悠真が抱っこしてくれる方が早く眠れる。
人の温もりが落ち着くのだと知った私は悠真に甘えてまう。
「あかん、甘えんな。」
そない言う悠真に突き放される。
甘えるだけの女は嫌いだと言われた気がする。
「ゆう…。」
「来夢はいつまでも子供やな。」
大袈裟にため息を悠真がつく。
「子供ちゃうわ。」
「子供やんけ。」
ただムカついた。
だからベッドに寝転がる悠真の上に跨いて乗る。
「大人やったらええんか?」
悠真の浴衣の帯を外してた。
「来夢?」
悠真が一瞬でも困った顔を見せる。
黙ったまま自分の帯を解き、悠真の肌蹴た胸を撫でてみる。
「セフレとか嫌なんやろ?」
「セフレは嫌や。」
悠真の唇に自分の唇を重ねてた。
セフレは嫌だ。
だけど悠真を感じたい。
悠真の腕の中で眠りたい私の欲望…。
悠真のトランクスの上から悠真の股間に手を這わすと勃起する悠真が私の手に収まる。
もう私も大人だと悠真に見せつけるように悠真のトランクスを剥ぎ取り悠真の股間に顔を埋める。
「来夢…。」
悠真が切ない声を出した。