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振り向けば…
第59章 サイズがな…
今は意識を保つだけで精一杯なのに…。
「来夢…、もう1回くらいイケや。」
とか言う悠真が腰を振りながらクリ責めを同時に仕掛けて来る。
「もう…、無理ぃぃぃっ!」
「あっ…、イクぞ…。」
やっとの思いで悠真が達してくれる。
私の意識がその瞬間には飛ぶ。
悠真の基準がわからない。
変な時は早漏のくせに、2時間以上も平気で私を抱き続ける時がある。
お陰で何度も失神という体験だけはさせて貰うた。
仕事がある平日には絶対にお断りの経験だ。
夕方に目が覚める。
「俺と居る時は寝るなよ…。」
悠真がふてくされた顔で私の頭を撫でてた。
「悠真が長過ぎんねん。」
「あー…、何回かイキそうにはなるんやけどな。気持ちええからイキたくないと思うとイカへんねん。」
「さっさとイケ!」
「イッたら終わってまうやんけ。来夢のイク顔が見たいのに…。」
今までに散々、見て来た顔をまだ見たいとか言われると照れくさい。
「いつでも見れるやん。」
「24時間は見せてくれへんやろ?」
「24時間も見たら飽きるよ。」
「飽きた事ない。来夢と居られる時間だけは退屈をした事がないからな。」
普通なら恥ずかしくなるような言葉を平気で私の頬にキスをして悠真が囁くように言う。
「退屈した事ないんか?」
「来夢は退屈か?」
「悠真がアホ過ぎて退屈する暇がなかった。」
「それはお互い様や。小さいくせにちょっと目を離したらちょこまかと動いて見えなくなるから、こっちも退屈する暇なんかないわ。」
「小さいは余計や!」
「お前…、20年変わってないな。」
「あかんの?」
「いや、この先もそのままで居てくれや。」
悠真が私の顔を撫でて覗き込む。
私に6歳の悠真が見えるように悠真には6歳の私が見えてるのだと初めて感じた瞬間だった。