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ありがとうを君に…
第3章 結婚
来週、両家で顔合わせの予定
ホテルのレストランで食事をしながら
という事になっている
ハーッ、気が重いよ…
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顔合わせの日、親同士お互いに挨拶をし
これからの話へと進んでいく
「仁実さん、結婚後はうちの仕事
手伝ってくれない?」
誠一のお母様が突然言い出した
えっ…私も一緒に?
誠一の仕事…それは両親がやってる会社
誠一は所謂跡取りだ。
だから、先々誠一は社長になる
その結婚相手に私というのがお父様は
気に入らないようだ。
不安な気持ちが顔に出てたのか
「大丈夫よ、仕事は簡単だから
すぐ出来るようになるわよ」
「まだ今はそんな事言わんでいい!」
横からお父様が口を出す
じっと、私の顔を見つめるお母様に
「私に出来る事なら」
と、返事をしてしまった。
「まぁ、よかったわ~!よろしくね」
嬉しそうにしているお母様と
「…………」
笑顔のないお父様
「どうぞ、末永くよろしくお願いします」
母が頭を下げ、お願いしてくれた。