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ありがとうを君に…
第5章 失うもの
私達は両親に妊娠の報告をし、そのまま
今も普通に仕事をしている
ただ辛い事に、私はつわりが結構酷いようだ
私達が結婚した2年後、誠一のお姉さんは結婚し
会社を辞めて、実家の仕事を手伝うようになって
いた。
そして、その1年後には既に妊娠し、お腹も
大きくなっていた
途中つわりもなく、とても快適そうなマタニティ
ライフ
聞けば、お母様もつわりはなかったそうだ
それでだろうか、私の辛さはわかってもらえず
悲しかった
余りにもきつくて横になると…
「それがつわりか」
と、冷たく言うお父様
「動いた方が気が紛れるんじゃないの?
横になってばっかりもね~」
と、軽く言うお母様
ここではゆっくりなんて出来ない、つわりの間
だけでもお仕事休ませてもらおうか…
そんな事を考える私